Sparkling!
第38章 二宮くんと相葉さん。
和也side
「ね、Jに声かけなくてよかったの?」
生ビールをちびちび飲みながら話を切り出す。
智「一応かけたんだけどさ、ほら、松潤て友達多いじゃん?」
翔「なんたって、イケメンのハブ空港だもんね〜?」
と、目の前で見つめあうおじさんたち。
雅「あ、かず、これ、焼けてるよ?」
「あ、ありがと。」
焼けた肉をかいがいしく俺の皿に乗っけてくれる雅紀。
翔「智くん、これ、焼けてる。」
はい、と、こちらもかいがいしくおじさんの世話を焼く翔さん。
智「翔ちゃん、食べさせて?」
と、巣で待ってる雛鳥かよ?って感じで口をあーん、と開ける大野さん。
翔「おいし?」
智「うん。」
翔「タン塩もあるけど、焼く?」
智「翔くんが焼いてくれんなら食べる♪」
翔「じゃ、ちょっと待ってて?」
と、せっせとタン塩を焼き始めた。
「………。」
翔「にのも食べる?」
と、ほどよく焼けたものから俺に取り分けてくれた。
「え…いいの?」
翔「いいよ?どうせすぐ食べられるし?」
智「やっぱり、おいらの翔くんは優しいな?」
と、大野さんは、女性部下に絡む酔っぱらいの上司のように、
真っ赤になってる翔さんの肩を抱きながら顔を覗き込んでいた。