Sparkling!
第39章 お持ち帰り。
これは松潤にコトの真偽を確かめねば、と
おいらはキッチンで超濃くて、超熱いコーヒーを、舌の火傷に耐えながら、松潤が出てくるのを待った。
潤「あ、リーダー、俺にもコーヒー淹れて?」
「あっ!ああ…」
タオルで髪を拭きながら椅子に腰かける松潤の目の前にコーヒーを置いた。
潤「ありがと。」
「あ…あのさ、松潤?」
潤「うん?」
カップの縁に口を付けたまま上目でこっちを見た。
その濡れた前髪から覗く目がちょっとカッコいい、なーんて、不覚にも思ってしまう。
「昨夜…その…俺ら…」
潤「ああ、楽しかったね?また、行こうよ?」
「そっ…そうだね?」
じゃなくて…
「あっ…あの…さ…」
潤「何?どうしたの?」
カップを置き、松潤がおいらの顔を見た、その時だった。
おいらの携帯がテーブルの上で鳴動した。
今から迎えに来る、というマネージャーからの連絡だった。
「ゴメン、何か追い出すみたいに…」
潤「いいよ、仕事なんだから?」
こうして、本人に肝心なことを聞けないまま迎えに来た車に乗り込んだ。