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Sparkling!

第39章 お持ち帰り。



和「我々五人が今までやってこれたのも、ひとえに翔さんとリーダーの愛ゆえです。」


「は?」


雅潤「「え?」」



ニノ、いきなりいい話?


和「だらしないリーダーを支えてきた翔さんの無償の愛があったからこそじゃないすか?」



ニノ、何気においらをディすってない?



ってか、何?無償の愛?



潤「つまりは、翔さんはリーダーの「糟糠の妻」だ、って言いたいワケね?」


和「さすがはJ。見識が広い。」


雅「何々?そうこうのナントカ、って?」



な、何、それ?



和「後で調べときなさいよ?」


潤「要は、長い間苦楽を共にしてきた仲、ってこと。」


雅「へ〜?」(←よく分かっていない。)



翔くんが……おいらのナントカの妻?



…つま?



えっえっえっ?



和「おや、ウワサをすれば…。」



涙の跡は残っていないものの、兎の目みたいに泣き腫らした翔くんが戻ってきた。



雅「翔ちゃんどうしたの?リーダーに泣かされたの?」


翔「大丈夫。何でもない。」



翔くんは相葉くんを手で制しながら、おいらと目を合わせないように前を通りすぎ、数枚のティッシュを鷲掴んだ。



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