Sparkling!
第39章 お持ち帰り。
和「だらしない男の側にいると苦労するよね?」
翔「え?」
なんの話?と、翔くんは顔をしかめた。
和「一緒に苦楽を共にしてきた男に裏切られたんでしょ?」
翔「え……?」
「ちょ、ニ、ニノ何言って…」
躊躇なく、すらすらと言葉を並べ立てるニノを止めようとするも、逆に押し退けられてしまう。
和「酔ってたとは言え、他の男部屋に引っ張り込んでコトに及んでたんだもん。」
鼻をかもうとして、ティッシュを顔に押し当てたまま動かなくなってしまった翔くん。
和「最低だよねえ?」
ね?と、ニノは翔くんを見た。
しばらくことのなり行きを見ていた松潤が、あ、と声を上げた。
潤「もしかして、あの日のこと言ってる?」
その一言で、松潤はおいらたちの注目の的となる。
潤「あの日は確か、リーダーがべろんべろんに酔っちゃって、しょうがないから俺が家まで送って行ったんだ。」
和「で?」
潤「で、リーダーがいきなり暑い暑い、とか言いながら脱ぎ出して…」
和「アンタも脱いだわけね?」
潤「じゃなくて、剥かれたんだよ、リーダーに。」
すると、相変わらず顔にティッシュを押し当てたままの翔くんがこっちを見た。
と、いうか、睨み付けた。