Sparkling!
第39章 お持ち帰り。
和也side
あれから、二人が二人を互いに見る眼差しが見違えるほど優しくなったような気がして、
そう、まるで夫婦みたいな…
って、あの二人、とうとう出来ちゃったか。
と、傍目からは、メンバー同士でじゃれあってるようにしか見えない場面でも、ふとした瞬間に交わされる視線が今までと違って、
互いに労り合うような…。
潤「どうした、ニノ?」
「あの二人…」
潤「リーダーと翔さんがどうかした?」
「夫婦みたいだな?と思って?」
潤「元々あんな感じじゃん?」
「そうなんだけど…さらに、って感じじゃない?」
潤「そうだね…」
「おや、切ない顔しちゃって?実はあの二人のどっちかに片想いしてたとか?」
ちょっとからかうつもりだったのに、Jは意味深に笑って俯いた。
潤「もう少し勇気を出せてたら、あの隣は俺だったかも?って思ってさ?」
「どういうこと?」
あ、と声に出さずにあの夜のこと?と顔で伝えた。
潤「でも、ま、すぐ隣じゃなくても近くにいるんだからいっか。」
「顔に似合わず奥ゆかしいことで。」
潤「一言余計だって?」
「俺の持ち味だからね?」
潤「ところで、さ、ニノ。」
「ん?」
潤「俺、どうよ?」
「どういう意味?」
潤「付き合わない?俺たち。」
「誰でも彼でも、ってワケじゃない、って言ってなかったっけ?」