Sparkling!
第40章 TOP SECRET Ⅰ (O × M)
雅「あっ…いや…これは…その…」
「翔さんっ!!」
翔さんに追及されて相葉さんがしどろもどろなっている間に、相葉さんの下から抜け出し、翔さんの後ろに身を隠した。
翔「相葉くん…」
雅「はい、すいません…」
普段、ニコニコしている翔さんも、
今回ばかりは…
翔「君たちの気持ちは分からなくもないけど…」
厳しい顔で相葉さんに近づき肩に手を置く。
…翔さん、俺と相葉さんが付き合ってる前提で話さないでくれる?
…なんて、そんな心の声なんて届くはずもなく、
翔さんは相葉さんに言い聞かせるように話し始めた。
翔「あの二人も我慢してんだからさ?」
雅「あの二人?」
振り向くと、入り口に突っ立ったままの大野さんの後ろに、真っ赤な顔をハットで隠しながら逸らすJがいた。
あらあら、やっぱり、あの二人…。
雅「えっ!?あ、あれ?翔ちゃんとリーダー、じゃなくて?」
翔「は?俺と智くんが何?」
「…付き合ってる、って思ってたみたいよ?」
翔さんは少し困ったように笑うと、入り口に立つ二人に向かって手招きした。
翔「残念ながら、智くんの相手は俺じゃなくて…」
ゆでダコみたいに真っ赤な顔の二人を中心に並べて立たせた。
翔「松潤なんだよ?」