Sparkling!
第40章 TOP SECRET Ⅰ (O × M)
翔「何で?」
「ちょっと飲みすぎじゃない?」
翔「そんなことないよ?」
と、イスから立ち上がろうとして、またフラフラと沈み込むようにイスに座り込んだ。
「ほらっ!!」
俺が慌てて立ち上がりかけたのとほぼ同時に松潤の携帯が鳴る。
潤「ごめん…ちょっと…いい?」
「…うん。」
翔くんの様子を気にしながら松潤が携帯片手に席を立つ。
翔「羨ましい…」
「何が?」
翔「智くんと松潤。うまくいってんでしょ?」
「まあ…」
どうしたんだろ?急に?
翔「ニノも何だかんだで相葉くんと仲いいし…」
もしかして寂しいのかな?
ハァー、っと、今度は俺の目を気にすることなくため息をついた。
翔「何だか俺だけ蚊帳の外、って気がして…」
テーブルに突っ伏し、翔くんはとうとう黙り込んでしまった。
そんな状態でも翔くんは、俺の耳でも拾えるぐらいの声で呟いた。
「ニノ」、と。
ビックリして聞き返そうとするも、翔くんの口からはもう寝息しか聞こえてこなかった。
さっき、確かにニノ、って言ったよな?
もしかして翔くん、ニノのこと…