Sparkling!
第40章 TOP SECRET Ⅰ (O × M)
翔side
智「いつから?」
「結構前からだよ?」
智「全然気付かなかった…。」
「そりゃよかった。松潤と智くんが付き合う前に発覚してたら、俺、ただの変態だから。」
智「あー?何だよ、それ?カミングアウトした俺と松潤がまるで変態みたいじゃん?」
「違うの?」
智「違ーう!俺と松潤は真剣だから!」
「あ、そう?」
微笑ましくて、力説する智くんの姿につい頬が緩んでしまう。
智「あ…何か…ごめん。」
「いいよ、俺は。ただの変態で?」
智「でも…。」
「その代わり、今日は朝まで付き合ってもらうから?」
智「え…?」
俺を見る智くんの目が揺らぐ。
「飲み直すよ?朝までね?」
智「あ…そっちか。」
大きく息を吐き、シートに凭れる智くんの肩を力一杯引き寄せ囁いた。
「…俺はいいよ?智くんさえ良ければソッチでも?」
智「は、はあ!?じ、冗談…?」
「あははっ!!俺も智くんのことは好きだけど、松潤ほど愛は大きくないから。」
智「んもー、脅かさないでよ〜!」
笑い転げる俺を、智くんがバシバシと叩く。
「智くん。」
智「ん?」
「ありがと…」
智「どしたの?急に?」
キョトンとする顔を引き寄せ、頬にキスをした。