Sparkling!
第40章 TOP SECRET Ⅰ (O × M)
智side
何かを言いかけて元の場所に座る翔くんを目で追いかけるニノ。
ちょっと、もの足りなさそうに見えたのは気のせい?
そんな二人を目で追いかけてると、何なんだよ?と相葉ちゃんが俺の隣に座って唇を尖らせた。
雅「もー翔ちゃんてば、俺とニノのジャマするなんて…」
相葉ちゃんとニノの仲を…
と、言うよりは、翔くんとニノの仲を相葉ちゃんが、と、言った方がしっくりくる気がする。
雅「ねえ、リーダー、俺の話聞いてる?」
「あっ…ああ、ごめん。」
雅「も〜リーダー、ってばどれだけ松潤に骨抜きにされてんの?ボケッとしちゃってさ?」
「う、羨ましいだろ?」
得意気に胸を張ってみせると相葉ちゃんは深いため息をついた。
雅「あーあ、俺もニノに骨抜きにされるぐらい愛されたい…。」
元の場所に座って新聞を広げたものの、ずっと同じ場所を開いたままの翔くん。
そんな翔くんを睨み付けるように立ち尽くすニノ。
この二人、もしかして…
俺の勘が当たってるとしたら……
収録が終わり、楽屋に戻る道すがら松潤を捕まえ耳打ちする。
「ちょっと話あんだけど?」