Sparkling!
第41章 TOP SECRET Ⅱ (S × N)
いいも何も…
ここまで来ておいてやっぱりダメです、って帰るのもどうかと思うし、
翔さんが、俺のこと見てる、ってのも薄々気づいてたし。
アイツが…相葉さんも…
俺を見ている、ってことにも。
「ね…コンビニで何か買ってく?」
体の距離が縮まったことをいいことに、翔さんの耳元で小声で言う。
翔「そうだな…ビールやツマミの他に必要なものもあるし。」
肩を抱いたまま俺を見てニコッと笑う翔さん。
端から見たら、好感度ナンバーワンのアイドルスマイルだけど、
微かに大人の男の色気を纏っているように見えてちょっとドキッとした。
同じ男の俺が言うのも変だけど。
「ね…Jはさ、リーダーと付き合ってるじゃない?」
潤「…うん?」
今更なんだ?とばかりに、Jはファッション雑誌から顔を上げた。
「で…どっちがどっちなの?」
潤「…?どういう意味?」
雑誌を脇に置き、隣に座る俺の一挙手一投足を睨むように見た。
「…どっちが抱かれてんのか、ってこと。」
途端、俺から顔を逸らし、脇に置いた雑誌を手に取り、パラパラとページを捲り始めた。
「聞いてる?」
潤「そっ…そんなこと…聞いてどうすんだよ?」