Sparkling!
第41章 TOP SECRET Ⅱ (S × N)
智「ほら、翔くん、何、緊張してんの?」
ニヤニヤしながら翔さんの体を押し出す。
潤「残念ながらまだ、らしいよ?」
智「えっ?そうなの?」
翔「面目ない…。」
困った顔をする翔さんに、ちょっと申し訳ない気持ちになる、俺。
智「もしかして…やり方分かんないとか?」
潤「未経験でやり方知ってます、って方がヤバいでしょ?」
智「ま、まあ、確かに?」
潤「かと言って、手取り足取り教える、ってのも…」
俺と翔さんを交互に見るJ。
智「えっ?じ、潤、お前、もしかして翔くんと…」
潤「は?なんでそうなるんだよ?俺には智がいるのに?」
何の臆面もなくさらりと言ってのけるJに、さらにデレる大野智。
「・・・・」
…ホントにどこがいいんだか…
潤「それぐらい自分で調べてるでしょ?」
翔「ま、まあ…」
え?…そうだったんだ…。
潤「な?俺の言った通りだったろ?任せとけば正解だ、って?」
翔「え?」
「ち、ちょっと、J、何も本人の前で言わなくても…」
潤「不安だったみたいだよ?翔さんが前知識無かったら、って?」
「だから、もう…」
翔「俺も…」
俺の言葉を遮るように話し始めた翔さんに、俺とJの視線が被さる。
翔「そこでもヘタレ過ぎてニノに嫌われたらどうしよう、って、正直不安だった。」