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Sparkling!

第41章 TOP SECRET Ⅱ (S × N)



後日、改めて会う約束を取り付け、今に至る。



はあ…緊張する。



今回は俺の部屋に翔さんを呼んだ。



ヤるためだけに会う、っていうのも何だかなあ、って、思ったけど、でも…



翔「ニノ…」



不意に背中に重なる温もりと香りにドキッとする。


驚いて振り向くと、この間見た、あの、男の色気を滴らせた翔さんがいて、俺の顎を持ち上げた。



「…っ!!し、翔さ…」


翔「…ゴメン。余裕なくて。」



抗う理由も術もなく俺の唇に重なる翔さんのそれ。



初めは俺の反応を確かめるみたいに、触れては離れてを繰り返す。



翔「相葉くんがニノを押し倒しているところを見た時は、おかしくなりそうだった。」


「だからあれは…」


翔「…分かってる。分かってたけど苦しかった。」


「でも、俺と相葉さんが付き合ってるって、誤解してたじゃん?」


翔「…ゴメン。」



不貞腐れて突き出した唇にそっと重なる翔さんの唇。



もっと…もっとキスして?って感じで目を閉じると、何度も何度もキスしてくれた。



段々と湿り気を帯びてくる唇。



ずっと塞がれていたこともあってか、無意識に開いた唇から迎え入れた翔さんの舌に俺の舌を絡めとられた。



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