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Sparkling!

第42章 ××期?な二人。



和「人目憚らずサカってたアナタ方が、まだ、一人目なんて…」


「サカってた、って…」



ニノは汚れてクシャクシャに丸めたティッシュの塊を持ち、ゴミ箱に向かって放り投げた。



和「まさか、育児放棄が原因で、大野さんにヤらせてもらえないんじゃないでしょうね?」



が、ゴミ箱の縁を掠めただけで床に落ちたそれを、



どっこらしょ、と、重そうに立ち上がって、今度は間違いなくゴミ箱の中に落とした。



「あのなぁ…育児放棄どころか、あかりのオムツ替えるのもお風呂入れんのも俺がやってんだって。」


和「ふーん…?」



な、何だ?その不信な目は?



和「ならいいんですけど…」



再びゲーム機を手に、ニノは椅子に腰を下ろした。


おい、何だよ?その態度?



なーんか、モヤモヤするんだけど?



「ニノ。」



ニノの手からゲーム機を取り上げ、下から睨み上げるニノを見下ろした。



「何が言いたい?」


和「べっつに?ただ、今の翔さん見てると、嫁さんほったらかして子供に逃げてるダンナみたいだから。」


「え…?」


和「…自覚なしですか?」


逃げてる?俺が?



俺も智もいい大人だし、あんまり人前でイチャイチャするのはやめよう、って思っただけだし…(←今さら?)



そりゃあ…年齢のせいかどうかは分からないけど、



夜も、ヤる回数は減ってる…ような…



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