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Sparkling!

第42章 ××期?な二人。



和「それに、翔さんが気づいてるかどうかは知らないけど、最近、ため息ついてる大野さんよく見るんだよね?」


「えっ?」


和「…気づいてなかったのかよ?」



油断したスキに、ゲーム機を奪い返されてしまった。



和「翔さんに対して不満があるんじゃないの?」


「……」


和「もう一人子供がほしいのに、翔さんがその気にならない、とか。」


「あ……」



…そっか。



和「ま、言い訳がましいけど、育児はちゃんとしてるみたいだし。」



みたい?してるわ!!



和「もしかしたら、前みたいにイチャイチャしたいんじゃない?」


「い…今でもたまに…」


和「…じゃ、なくてさ…」



ハァー、と、ワザとらしいため息をつき、ゲーム機を脇に置いたニノが俺を見た。



和「そもそもアンタたち何で結婚したの?」


「子供が出来たからだろ?」


和「…やっぱり。大野さん、愚痴ってたらしいよ?Jに?」


「え……な…」



智が…松潤に…?



目の前の景色がぐらつき、思わず椅子の背もたれにしがみついた。



和「ヤバいんじゃない?Jのヤツ、大野さんに片想いしてたみたいだし?」



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