Sparkling!
第42章 ××期?な二人。
「お…男の子…」
雅「よかったね?翔ちゃん。」
和「でも、リーダーが…」
潤「うん…」
そう、無事、生まれたのは良かったものの、
智は未だにベッドで眠ったままだ。
雅「薬で眠ってるだけだ、って、先生も言ってたじゃん?」
ね?と、息子二人が増えたにも関わらず、相葉くんは浮かない顔をした俺の肩に手を置いた。
「う…ん。」
和「相葉さん…?」
雅「あ…うん。」
三人が示しあわせて出ていったことにも気付かないぐらいに、
生まれたばかりの我が子のことすら忘れるぐらい、
今の俺の頭の中は智で一杯だった。
程なくして智が目を覚ました。
「気がついた?」
智「ここ…は?」
「病院だよ?」
しばらくキョロキョロしたあと、じっと俺を見つめた。
「智くんによく似た可愛い男の子だよ?」
智「え…じゃあ…?」
驚いて起き上がろうとする体を制し、ベッドに寝かせる。
「ただ…生まれてくるのがちょっと早すぎて機械のお世話になってるけど?」
と、スマホに納めたチビ二人の姿を見せた。