Sparkling!
第42章 ××期?な二人。
「あれ?智…くん?」
相葉くんと先に並んで歩いていったハズの智の姿がないことに気づく。
キョロキョロ探しながら歩いていると、いきなり物陰から伸びてきた腕に引っ張られてよろめいてしまう。
ビックリして、俺を引っ張りつけた張本人を睨み付けるとそこには…
智「遅いよ、翔くん?」
「な…何だ。智くんか。」
智「何だはないでしょ?待ってたんだからね?」
人目を気にする俺とは対照的に、構わず俺にしがみついてくる智。
「そ、そんなことより、早く行かないと…」
智「チュー、しよ?」
「は?こっ…ここで?」
シーッ、と、思わず声を張り上げた俺を智が制する。
「ご、ごめん。」
智「エッチする、ってワケじゃないんだから、大きな声出さないの!!」
言いながら、俺の体に絡み付いてくる智の両腕。
智「ふふっ。みんな行っちゃったみたい。」
そう言って、笑った智の色気は容赦なく俺の中心を刺激する。
「智くん、あの…」
智「ダメ!今はここまで。」
チュ、と、宥めすかすようなキス。
智「今から仕事だから…ね?」
智自身も熱を含んだ顔を隠すみたいに、慌てて俺から体を離し、走り去って行った。
『今から仕事だから』
「……」
て、ことは、夜はOK、ってこと?