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和也side


「「「…」」」



俺らは物陰から仲良く手を繋いで出てくる二人を隠れて見ていた。



雅「チュー出来たかな？あの二人？」


潤「あの様子だと出来たんじゃない？」



示しあわせた訳でもなかったけど、



相葉さんと話しながら、チラチラこちらを振り返る大野さんのことが気になっていて、



その大野さんから注意を逸らせるように、相葉さんに膝かっくんを食らわせた。



雅「も〜何すんだよっ!!そんな短い足で!!」


「短い足は余計だ!!相ばかのクセに!!」


雅「あっ!!今の言葉、パワハラだ!!」


「あのね…パワハラ、ってのは、社会的地位が上のヤツが下のヤツに対してするイヤガラセのことを言うの！お前と俺じゃ立場が一緒だってぇの!!」


雅「言われてみればそうだなあ。」



…簡単な人だなあ。(汗)


相葉さんとわちゃわちゃしてたら、俺らに追いついたJが俺らの肩に手を置き、ニヤリ、と笑った。



潤「ニノ、もしかして、何か企んでる？」


「察してくれた？」


雅「えっ？何々？何なの？」


「アンタは知らなくていいの。」


潤「心配しなくても大丈夫だよ？今にわかるから。」


雅「さっすが松潤！ニノなんかより全然優しくて好き！」



優しく諭すJを、相葉さんはうっとりしたような目で見つめた。



…デキてんのか、アンタらも？