Sparkling!
第42章 ××期?な二人。
和也side
翌日、大野さんとの取材の仕事が入っていた俺は、
しきりに腰を擦る大野さんに「程々にしときなさいよ?」と耳打ちしたら、耳まで赤くした大野さんにバシバシ叩かれてしまった。
「もうっ!!いったいなあ!加減してよ?お嫁に行けなくなるじゃない?」
智「どこにお嫁に行くんだよ?」
もちろん、冗談だ、って分かってるから大野さんには聞き流された。
「ね…もし、もしだよ?ホントに出来ちゃったらどうするの?」
ちら、と見た大野さんの顔がちょっとだけ赤かった、ってのは見なかったことにしよう。
智「もう。ニノ、ってば何言ってんの?そんなの、翔くんの夢の話じゃない?」
真っ赤っかな顔を見せまいと大野さんは俯いたまま指先を弄んでいた。
「翔さん、いいぱぱになるでしょうね?」
智「ふふっ…そうだね?」
「そしたらマジでお嫁にもらってもらいなさいよ?」
智「…あのね。」
「ま…そうでなくともお嫁に来てください、って言ってきそうだけどね?あの人のことだからさ?」
指先を弄びながら大野さんは口元を緩めた。
智「…そうだね?そしたら次はニノがお嫁に行く番だね?」
「は?俺は関係ないでしょ?しかももらわれる立場なワケ?」
智「やっぱり相葉ちゃん?それとも松潤?」
「どうしてもその二人の中から選ばなきゃなんない、ってんならJにしますけど。」