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Sparkling!

第44章 怒ってるんだからね?(O × N )



「あのさ…聞いていい?」


潤「何?」


「夕べヤってた?」



口に入れたものに噎せて、Jは慌ててコーヒーを流し込んだ。



潤「急に何?」


「いや…その…聞こえたから…」



Jの顔がみるみる赤くなる。



「もしかして、智に頼まれたの?一芝居うってくれ、って?」


潤「そ…そうじゃないけど…」


「…単に相葉さんがサカってただけか。」


潤「…ごめん。」


「Jが抵抗できない、って、相葉さん、よっぽどなんだね?」


潤「う…うん。」



顔を赤らめたまま視線をさ迷わせるJ。



俺が言うのもなんだけど、ちょっと可愛いかも?



それに一緒に住んでる、ってことはJ的にはイヤじゃない、ってことだ。



俺はJが淹れてくれた拘りコーヒーを飲み干すと智に電話をかけた。



智『んー…も、もしもし?』


「もしもし、おはよ。俺だけど?」


智『俺?俺、って…カ、カズかっ!!』


「今一人?誰も連れ込んでないでしょうね?」


智『そんなこと、するわけないだろ?今の俺にはカズしかいないのに?』


「あ、そ。あ、俺ね、帰ることにしたから。」


智『えっ!?えっ!?マジで?』


「何驚いてんの?そこ、俺んちでしょうが?」


智『そうだけどさ?』



急な展開に頭が付いていけてない智をそのままに電話を切り、帰り支度を始めた。



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