テキストサイズ

Sparkling!

第45章 負けず嫌い (S × M )



潤の手を引きやって来たのは寝室。



潤「あ…あの…」



不安そうに見つめる潤に、部屋に入るよう目で促す。



そして、潤が部屋に入ったことを確認してから潤の体を壁に押し付けた。



潤「痛っ…!」



ニノに耳打ちされ、顔を赤らめながら俺から顔を逸らした潤。



その顔を思い出すだけで、言い様のない感情が俺の中で渦巻く。



潤は俺のものだ、って。



潤のアゴを持ち上げ、小刻みに震える半開きの唇に噛みつくみたいにキスをすると、



嫌がる素振りを見せるものの、



肌が段々朱に染まっていく様はいつ見てもぞくぞくする。



潤「や……しょ…さ…」



俺の体を押し戻そうとする手は、



俺の服をぎゅっと握りしめていた。



一旦、唇を離して潤の顔を見つめる。



無理矢理塞いできた唇から逃げるのに必死だったのだろう。




目は泣き出しそうに潤んでいて、唇は一段と艶めき赤く染まって荒い呼吸を繰り返す。



ヤバい。我慢できない。



でも、そう感じたのは俺だけじゃないみたいで、



潤の両腕が、俺の体に巻き付いてきては自分の方へと引き寄せ、ねっとりと潤んだ唇でキスしてきた。



潤「激しい翔さんもキライじゃないけど、もっと優しくして?」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ