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第45章 負けず嫌い (S × M )



どうせヤるんなら、って、



普段の俺ならその言いぐさにイラっとして返すところだけど、



初めからヤることを頭において連れ込んでるから言い返すことも出来ないししない。



番組の企画とか、って話じゃない。



俺、この辺りから潤に負けてんな?って思う。



負けてる、というか、



完全に惚れてんだろな?



なんて、考えごとをしてると、伸ばされた潤の手が俺の頬に触れた。



潤「どこ見てんの?てか、何考えてんの?」


「何…って…」



お前のことだけ見て、お前のことだけ考えてんのに決まってんだろ?



…って、言葉にして言う前に、



潤「俺といるのに余所見するなんて許さないから。」



と、言われてしまう。



伸ばされたもう一方の手も伸びてきて、潤は俺の顔を挟むように置く。



潤「分かった?」



は…ここでは俺より優位にはさせねぇよ?



「今さらだろ、そんなこと?」



俺の頬に置かれた手を掴み、潤の顔の両脇に縫い付ける。



「俺にはお前しかいねぇよ?」



目をじっと見つめて囁いて、



何かを言いかけ開きかけた唇の動きを封じるように、口づけた。



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