Sparkling!
第46章 溺愛LOVE(S × O)
「かっ、かしこまりました。」
スカートのせいで、随分と風通しがよくなった足元を気にしながらお風呂のリモコンのボタンを押す。
あと、着替えださなきゃ……
リビングでゴギケンな愛しのご主人さま・智くんのために部屋中を走り回る。
なんやかやで走り回っているうちにお風呂もわき、ソファーの上でウトウトしていた智くんを揺り起こす。
智「そうだ。翔くん、背中流して?」
「え?」
それは……その…つまりこのカッコで、ってことですか?
首をひねりながら、トコトコ歩いてゆく智くんの後ろに続く。
智「あっ!!そのままのカッコでやってね?」
振り向いてニコッと笑う。
……ですよね?
ご主人さまご所望の「翔子ちゃん」のままバスルームに入り、鏡の前で、イスに腰かけた智くんの後ろに膝まづく。
「し、失礼します。」
恐る恐るボディソープを泡立てたスポンジを智くんの背中に押し合て滑らせる。
時おり、鏡越しに目が合って、
どう思われているのか、と変に緊張し、スポンジを持つ手が震えた。
智「ふふっ。やっぱ可愛い。翔くんのメイド服姿。」
「お……お…恐れ入ります。」
思わず声が裏返ってしまう。
智「翔子ちゃん?」
「な、何でしょう?」
智「変なことしようとしたらお仕置きだからね?」