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Sparkling!

第46章 溺愛LOVE(S × O)



智「メイド服、汚れちゃったね?」


「……。」


智「ちゃんとクリーニングして返さなきゃ。」



智くんは、汚れたメイド服を脱ぎ真っ裸でベッドに潜り込む俺の頭を撫でた。



智「もしかして、怒ってる?」


「怒ってない…けど。」


智「けど、何?」



ゆっくりとシーツから顔を出し、上目で智くんを盗み見た。



「智くんは…その……満足した?」


智「うん。楽しかったけど?(←笑)何で?」


「なら……いいんだけど?」


智「何?どうしたの?」


「……ごめん。」


智「……どうしたの、急に?」



隣に寝そべり、俺の顔を見ながら智くんは笑った。



「衣装のこと…」


智「もう怒ってないよ?可愛い翔くんも堪能できたし?」



徐にスマホを手に取り、覗き込んではニコニコしていた。



ま、まさか…俺のメイド姿の…



智「ちょっとでもヘンなことしようとしたらみんなにこの写真、一斉送信するからね?」



青ざめる俺の隣に座り、智くんが笑う。



智「……今度はどんなコスプレにしようかな?」



いつもはキュンとさせられる智くんの笑顔も、



今の俺にとっては恐怖でしかなかった。



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