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第47章 束縛……サレタイ。



「なあ、ニノ。」


和「何スか?」


「俺、どう思われてんのかな?」


和「さあ?俺に聞かれても…」


「智くんは、さ、ホラ、無人島に行きたい、とか言ってただろ?」


和「ああ。束縛されたくないタイプですからね?」


「俺、束縛してんのかな?智くんのこと。」


和「そうなんじゃないの?」


「やっぱり……」


和「別にいいんじゃない?束縛しても?俺だって、そういう関係になったら束縛したいし?」


「いやっ、だって…」


和「だって、好きなんでしょ?大野さんのこと?」


「まあ…うん。」


和「ですって?」



と、足元においたスマホを手に取り話しかけた。



和「変わります?」


「え?……いやっ…てか、今の話……」


和「はい。すべて本人に筒抜けです。」



はい、と、スマホをニノから手渡される。



「も…もしもし?」


智『もしもし?翔くん?ごめんね?』


「いや…俺の方こそなんかゴメン。」


智『そんなこと…それより俺なんかが側にいて、翔くんの足、引っ張ってないかな?とか、考えちゃって…』


「足を引っ張る?何で?」


智『だ、だって…翔くん、仕事が手につかない、って…』


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