Sparkling!
第48章 スイーツ部の活動報告(O×S)
が、無事、家に帰りつくことができたとはいえ、完全に危機が去ったワケではない。
と、いうのも…
智「ただいま、翔くん。」
「ひあっ!!」
脱力しそうなぐらいの柔らかな笑みを浮かべた智くんに後ろから抱きしめられ、俺は驚きのあまり飛び上がってしまった。
そう。何を隠そう、
俺と智くんはそういう関係で、同じ屋根の下で一緒に住んでいた。
智「ちょ、ちょっとなんて声出してんの?」
「ごっ…ごめん。」
智「あれ…?」
「え?」
ギクリ、として、思わず智くんの腕の中から逃げだす。
智「翔くん、風邪でも引いた?」
「な…何で?」
智「だって、体が熱いし、顔も…何だか赤いし。」
「きっ…気のせいだ、って?」
体を捩りながら逃げようとするも腕の力が強すぎてうまくいかない。
そのまま智くんは俺の体を自分の方に向かせると、
額にピタリと手のひらを押し当てた。
冷たくて気持ちいい…
その心地よさにウットリしていると、
智くんの視線がある一点に注がれていた。
智「翔くん、ここ…」
「あっ!!こ、これは…その……」
そう、ナゼか元気一杯な俺のアレ。
だが、元気一杯なのはアレだけじゃなくて、
智「ここも起ってるよ?」
「んあっ…」
冷たくて綺麗な智くんの指先が薄手のシャツの下から忍び込んできて、胸の突起を弄くり回した。