Sparkling!
第48章 スイーツ部の活動報告(O×S)
和「やっぱり薬入れてんじゃん?」
いつの間にかニノが、並んで座る二人の前に立ちはだかっていた。
「まあまあ、ニノ落ち着いて?」
これでも飲みなよ?と、アイスコーヒーの入った紙コップを手渡す。
珍しく殺気だっていたニノは手渡したコーヒーをグビグビ飲んだ。
和「で?何入れたのよ?」
尚も相葉ちゃんに詰め寄るニノに後ろからそっと近づきガシッと肩を組んだ。
「……なんだと思う?」
ニノが驚いた顔で俺を見た。
「そのコーヒー、全部飲んだら教えてあげる。」
和「え…ま…まさか…これ……」
紙コップを見つめたまま、
ニノの色白な顔がさらに色を無くしていく。
「んふふっ。そのまさか、だよ?」
俺が淹れた特製コーヒー が半分残ったままの紙コップを呆然と見つめるニノ。
「大丈夫。飲んだから、って、今すぐどうこう、ってヤツじゃないから。」
雅「そうそう。あとからゆーっくり効いてくるからね?」
と、相葉ちゃんは笑った。
最低、と、吐き捨てるように呟いてニノは前室から出ていった。
潤「ホント…最低だわ、アンタら。」
雅「そーお?」
徐に立ち上がった相葉くんが、真剣な顔で新聞を読んでいた翔くんの隣に座って意味ありげに笑った。
雅「そんなことないよね?翔ちゃん?」
顔を上げた翔くんと目が合う。
でも、瞬時に逸らされてしまう。
耳まで真っ赤にして。
翔くん、可愛い…