Sparkling!
第49章 スイーツ部の活動報告(A×N)
智side
「相葉ちゃん相葉ちゃん、ちょっと…」
飲みながら話したいところだけど、
少しでも長く翔くんといたいから仕事の合間に相葉ちゃんを呼び寄せた。
「…で、どうだったの?」
雅「んふふふ。もー、最高にヤらしいにのちゃんをいただいちゃいました♪」
無言で笑い合うと、ガッチリ握手で健闘を称えあった。
「そのわりにはそんなにイチャイチャしてないじゃん?」
雅「だって、にのちゃんのあのキャラじゃ無理だって?俺はいつでもニャンニャンしていたいけど?」
「そうだよねぇ…でもまた同じ手に引っ掛かるとは思えないし…」
あの時は、どさくさ紛れに「薬」の入ったコーヒーを飲ませることが出来たけど。
「お金あげるから、とか言ったら相葉ちゃんの言うこと聞いてくれるんじゃない?ニノ、お金好きだし?」
雅「……パパ活じゃあるまいし。」
締め切ったドアの向こうから慌ただしく走り去る足音が聞こえてくる。
「ごめんごめん。また、何か考えとくね?」
雅「頼りにしてます『部長』?」
何事もなかったかのように、俺らは部屋から出ていった。