Sparkling!
第49章 スイーツ部の活動報告(A×N)
和也side
おっせぇな…
アイツを待ってる間、ゲームでも、と思ったけど、アイツのバカみたいに明るい笑顔が浮かんできては俺の手を止める。
結局、見たくもないテレビを付け、気がつけばそのまま寝ちゃってた。
気づいて慌てて飛び起きるもアイツの姿はどこにも見当たらない。
……っ!!何だよ?まだ帰ってきてねぇのかよ?
俺をその気にさせといてほったらかしかよ?
何だか異様にムカついて気づいたらJにLINEしていた。
すぐ既読がついた、と思ったらすぐに返事が返ってきた。
『じゃあ、俺にしとけば?俺だったらそんな寂しい思いさせないよ?』
……。
俺、寂しいのかな?
指輪をしている翔さんを見てから余計に強くそう感じた。
雅紀のヤツ、俺とのことどう考えてんだろ?
モヤモヤした気持ちのままJに返信して、そのまま風呂に入った。
バスタオルを腰に巻いたままバスルームから出てくると、ちょうど帰ってきた雅紀と鉢合わせた。
「……お帰り。」
雅「たっ…ただいま。」
笑顔で取り繕おうと必死な雅紀と目を合わせることなくソファーに腰を下ろす。
「いつまでもそんなとこに突っ立ってないでご飯食べたら?」