Sparkling!
第50章 やっぱ、好きなのかもね?
潤「それは……あれ、俺が家に帰ってこないから?」
「へぇ…自覚してたんだ?そのこともそうだけど…」
潤「まだ、なんかあんの?」
「女みたい、とか思われるから言わないでいたけど……その……俺にだって気分が乗らない時もあるから……。」
潤「じゃ、その前に言えばいいだろ?」
「だって、言う前にもう強引にくるじゃない?」
バシン、と大きな音を立てテーブルに両手を付き立ち上がると、
潤はそのまま家を出ていってしまった。
あの様子だと、今日はもう帰ってこないだろう。
あんなに怒った潤を見るのは久しぶりだ。
でも、今まで言いたくても言えなかったことを言えてちょっとスッキリしてる自分がいた。
もう…ダメかもしんないけど。
明日になったらここを出ようと旅行鞄に自分の荷物を詰め込み、風呂に入った。
「……。」
どうせ別れるんなら、俺も外で遊んでこようかな?
風呂から上がり、髪を乾かしながらふと思う。
そして俺はある考えに行きついた。
携帯を手に取りLINEする。
するとすぐに既読がつき、速効で返事がきた。
『すぐ迎えに行くから待ってて?』