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Sparkling!

第50章 やっぱ、好きなのかもね?



とうとう本性を出したか、とまた手が出そうになったけど、



そもそも暇潰しに誘ったのは俺だし、



潤に浮気した、って思われても仕方ないので我慢した。



雅「なーんて。」



雅紀はいつもみたいに笑いながら酒を一口飲んで顔をしかめた。


雅「確かに。口当たりはスッキリしてるけど…ちょっと強いね?」


「分かってて注文したんじゃねぇの?」


雅「えー?知るわけないじゃん?初めて飲むのに…」


「はあ?」



そんなことを言いながらも雅紀は一口二口とその強い酒を使ったカクテルを飲み続けた。



雅「『ケンカしたら、その日のうちに仲直りする。』」


「……何だよ?突然?」


雅「カクテル言葉だよ?」


「花言葉的なやつ、ってこと?」


雅「そ。どーせ潤とケンカでもしたんでしょ?」



焦ってグラスに口を付けてしまい、激しく噎せた。


雅「俺ね、潤とたまぁ〜に飲むの。ホントは俺なんかより大野さんか翔ちゃんと飲みたいんだろうけど、あの二人、しょっちゅうイチャイチャしてるから。」



仕事してるからそうでもねぇんじゃね?



に…しても…完全に読まれてる。



しかも、こんなバカに。



てか、コイツ、もしかしてバカのフリしてたのか?

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