Sparkling!
第50章 やっぱ、好きなのかもね?
翔「浮気?俺が?」
あんな状態の大野さんを放置して帰るわけにも行かず、仕方なく翔ちゃんが帰宅するまで待っていた。
で、帰宅した翔ちゃんに今、状況説明をしてる、ってワケなんだけど……。
「もー、ワンワン、ワンワン泣きわめいて、手が付けられなくて…」
翔「……ゴメン。迷惑かけて。……で、なんで和が智くんを膝枕してんの?」
翔ちゃんのこめかみに浮き出た血管が怖かったけど、
さっきまでの経緯を説明したら何とか分かってもらえた。
翔「誤解だって、智くんにはもう何度も言ってるんだけど……。」
……やれやれ。嫉妬深いオジサンだこと。
「そう言うことで、俺、もう帰りますんで。」
翔「それはそうと…和、お前の方は大丈夫なの?」
「何が?」
翔「こんな遅い時間まで智くんと二人っきりでいて、潤に変に勘ぐられたりとかしない?」
「それは大丈夫。翔ちゃんには悪いけど、もし大野さんが俺に何かしようものなら警察つき出すんで?」
翔「もしそうなら…ね?」
そんな会話をしていると、潤から電話がかかってきた。