
Sparkling!
第50章 やっぱ、好きなのかもね?
潤「で?」
「で?って…さっき話した通りだけど…?」
そうとう疑われてるな。
そりゃそうだ、暗くなるまで二人っきり、だった、って聞かされたりしたら。
「だから、大野さんと電話で喋ってて急に怒り出して……かと思ったら急に泣き出しちゃって。ちょっと情緒不安定だったのが気になって……。」
潤「で、直接会いに行ったわけ?」
「うん。ほら、俺、って優しいから。」
冗談だけど。
潤「そっか……」
俺の冗談を真に受けやがった(汗)。
潤「それはまあ、一万歩ぐらい譲って良しとしてやるけど……その間、俺のこととか考えなかったのかよ?」
「それは……」
潤「……なかったのか。」
潤は悲しそうな顔をし俯いた。
「そっ…そんなことないって!ただ落ち込んでる大野さんを見てらんなくてっ…」
潤に、痛いぐらいに手首を掴まれたか、と思ったら、
そのまま腕の中に引き寄せられた。
「じ、潤?」
潤「ごめん。俺…疑ったりして…」
「い……いや…いいんだけど…別に。」
泣きそうな顔のまま、潤に唇を奪われる。
潤「でももう、俺のいないとこで、他の男に会うのは禁止、な?」
「だから、会ってたんじゃない、ってば。」
潤「膝枕してたのは?」
「う…それはごめん。成り行きで…。」
潤「バツとして……」
抱きしめていた腕を離すと、潤は俺の腿の上に頭を乗っけて寝転がった。
