Sparkling!
第51章 年下の男の子
潤side
翔「ははあ。それはやっちゃったなあ♪」
堪らずグチる俺を、新聞で顔を隠したままの翔さんが笑い飛ばした。
「……笑い事じゃねぇ、って?」
和「何?拗れてんの?」
ニノのツッコミに渋い顔で首を縦に振る。
「昨夜から口きいてもらえないんだ。」
翔「それはそれは。」
和「……怒ってますねぇ。」
翔「滅多なことで怒らない人だからよっぽど……」
和「J、もしかして浮気してんじゃないの?」
「……してねぇ、って!昨夜も友だちと飲んでただけだし?」
翔「あれ?昨日、って月曜日だよな?確か。」
和「……てことは、大野さん、お休み……だったんじゃ…」
しばらく顔を見合せて後、
二人同時に俺を見た。
そして、神妙な面持ちで、翔さんが俺の肩に手を置いてきた。
翔「松潤、やっぱしお前が悪い。」
「えっ?」
和「そうですよ?あの人、人一倍、休みに思い入れがあるんだし?」
「いやっ……でも、休みなんてこの先いくらでも…」
和「昨日、アナタもお休みだったでしょ?」
「あ……」
翔さんの言う通りだ。
やってしまった……。