Sparkling!
第51章 年下の男の子
潤「何か食べる?」
「いや……今はいい。」
潤「そう……。」
素っ気ない俺の態度に、心なしか潤が泣くんじゃないか、ってちょっと心配になった。
潤「何?」
「いや……別に。」
一瞬合った潤の目がちょっと潤んでいたような気がした。
そう。初めて会った時と変わらない大きな瞳。
あの時は俺の方が背も大きくて、片や蚊トンボみたいに細くてちっちゃくて、目だけやたら目立ってて、
コイツ、女の子みてぇだな?って思ったもんだ。
それがこんな……
こんな筋肉質なガッチリしたいい体格の男になるなんて、
誰が想像できただろう…。
潤「あの……俺の顔に何かついてる?」
「え…?い、いや……何も。」
そんな見てたか?俺。
立ち去ろうとする俺の腕を、
走り寄る潤に捕まれる。
潤「待って……!!」
無言の抗議をする目で見ると、ただでさえ泣きそうなのにその大きな目からは涙が落ちてきそうなぐらい、潤んでいた。
潤「その……この間はごめん。」