Sparkling!
第51章 年下の男の子
「な…何だよ、ごめん、て?」
潤「休みの日のこと……」
「ああ。そのことならもういいから。」
潤「よくないよ!」
力強く否定する言葉と共に、握られた腕に力が入ってちょっと痛い。
俺の顰めっ面を見て、潤がごめん、と言いながら手を離してくれる。
潤「でも、怒ってたよね?」
「そりゃあ…まあ…」
確かに昨日は怒ってた。
でも、時間も経ってるし、相葉ちゃんに愚痴も聞いてもらってるし、俺としてはかなりクールダウンしてるから今はそうでもない。
逆に大人げなかったな?って思ってる。
潤「ホントごめん!必ず埋め合わせするから。」
って、黙ったままの俺の目の前で土下座されてしまった。
これは翔ちゃんとニノに相当言われてるなあ?
じゃあ、この状況を利用しない手はないな?
「じゃあ…さ、今、埋め合わせして?」
潤「え?い、今?」
「そ!今。」
いきなりでナゾな俺の提案にちょっとパニくる潤。
「じゃあ…まず手始めにご飯作って?」
潤「わ…分かった。」
どんな無謀なことを言われるのか、ってビクビクしてたんだろう。
ちょっと安心したように笑った顔が笑えた。