Sparkling!
第51章 年下の男の子
智side
俺はコイツを初めて見た時からずっと気になってた。
目がくりくりして大きくて細くてちっちゃくて、
まあ、翔くんも昔はそうだったけどコイツの方がどちらかというと当時は守ってあげたい、って感じだった。
同じ仕事のたびにその姿を探した。
それをあからさまにやっちまうと回りから変に思われるから表だってやることはなかったけど。
でも、先輩が後輩にアドバイスする、って体で話しかけたりする分には問題ないから時々そうしていた。
ありがとうございました、の笑顔とチラと覗く八重歯が可愛くて思わず抱きしめたくなった。
潤「ずっとあなたのことが好きでした。」
数年後、成長したアイツからの突然の告白。
夢でも見てんのか、って頬っぺたつねりすぎて、
真っ赤に腫れ上がった頬っぺたを見た三人からスゴく心配された。
でも、憧れてる、って意味での好きなのかも、と思い直して、改めて本人を呼び出して確認したりもした。
潤「いや……そのままの意味で合ってるけど…?」
顔を真っ赤にし、俺から目を逸らしながら言う。
潤、やっぱりお前は可愛い。
俺は真っ赤になりながら俺に背を向け俯くコイツの体を強く抱きしめた。