Sparkling!
第51章 年下の男の子
和「ふーん、で、一体何が不満なんです?」
「いや……不満だらけだろ?」
和「そうですか?少なくとも我々にはそう思われませんでしたが?」
ねぇ?と、ニノは翔くんに同意を求めた。
翔「不満…というよりは昨日ヤりました、って報告だよね?」
和「そんな報告、別にいらないですけど……」
困ったみたいに笑ってるけど、
ワザワザ報告とかしないから!!
「だーかーら!!そうじゃなくて!!」
和「え?違うの?」
「俺も潤と同じ男だろ?」
和「性転換しない限りはね?」
翔「でも、今じゃ戸籍も性別変えられるらしいよ?」
「そうなの?」
和「大野さん、良かったですね?」
ニノも翔くんもニコニコしながら俺の肩をポンポンした。
「……じゃなくてっ!!」
手を乱暴に振り払われて、翔くんは驚いて目を見開いた。
翔「違うの?」
和「ヤる時の体位がワンパターンだから、たまには自分が上になる体位がいい、って話なんでしょ?」
同意を求められた翔くんが真面目な顔でうんうん頷いている。
「違ーう!!そうじゃなくて、たまには俺が松潤を…って話だってば!」
和「なんだ、そういうこと?」
「そうだよ!!さっきから言ってんじゃん?」
翔「でも、体格的にムリじゃない?昔々の松潤ならともかく…」
和「翔さんだって、昔はリスみたいに可愛かったですもんね?」
翔「イヤだったけどね?」
「イヤだったの?スゴく可愛かったのに…」