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Sparkling!

第52章 MISTAKE LOVE



・・・・・・・。



…ヤるの?



どっちがどっちを?



俺が櫻井センパイに?



『可愛いよ、雅紀。後でたーっぷり可愛がってあげるから。』



大野さんの腕の中で真っ赤になってるカズの顔が俺と重なる。



「うわーっ!!」



何事か、と振り返る何人かの人たちと目が合った。



やっぱ、間違いでした、って言わなきゃ。



俺は櫻井センパイにLINEした。



すると速攻で「今行くからちょっと待ってて?」って返ってきた。



あれ?サッカー部だからサッカーしてるんじゃ…?



まあ、いいや。厄介事が早く終わるんなら、って思って待ってたら、



翔「お待たせ。何処かでお茶しながら話そうか?」



爽やかに笑いながらやってきた。



だから俺はなおさら思ってしまった。



何で自分の勘違いだって気づかないんだろう?って。



翔「そうだな?ここからだったらどこがいいかな?」



櫻井センパイは造りが少し古い、小さな喫茶店に連れていってくれた。



「いらっしゃいませ。あら?」



カラコロと小気味良くドアベルが鳴って、アルバイトらしき女の子が振り返る。



その女の子の顔にいやほど見覚えがあった俺は一瞬固まってしまう。


「え?」



あれ?何で……ここに?



翔「あれ?今日店出てたんだ?」


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