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第52章 MISTAKE LOVE



強引に呼び出したことを櫻井センパイに謝りまくって店を出るとカズに連絡した。



大野さんと付き合ってるカズに聞きたいことがあって。



数分後、待ち合わせ場所にカズがやって来た。



和「もう何なんだよ?今いいところだったのに…。」



カズは不機嫌そうにパーカーのフードを被り直した。



「カズ、って……さ、大野さんと付き合ってるだろ?」


和「えっ!?」



冷静沈着が服着て歩いているみたいな男が目を見開いた。



「ごめん…見ちゃったんだ。カズと大野さんがキスしてるとこ。」


和「……で?」


「で?って?」


和「脅すの?俺を?」



どうしてそう考えるかな?



俺は深いため息をつくと、カズの目を見た。



「じゃなくてさ。教えて欲しいんだよね?」


和「おっ…教える?何を?」


「カズが何で大野さんと付き合おうと思ったのか?」



みるまにカズの顔が赤面していく。



あ…なんか可愛いかも?


なんて思っていたら思いっきり顔を逸らされた。



でも、カズはスゴく小さな声で……



和「す…好きだから…」



でも、俺にもギリギリ聞き取れるぐらいの声で教えてくれた。



和「好きだったからにきまってんでしょ?」

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