Sparkling!
第52章 MISTAKE LOVE
雅紀side
「もうすぐクリスマス、だね?」
翔「ん?誕生日プレゼントの催促?」
後ろからフワリ、と翔ちゃんが抱きしめてくれる。
あ、「さん」付けで呼んでたら擽ったいから止めてくれ、って言われちゃったんで、ついさっきから「ちゃん」付けで呼んでるんだ♪
「そうじゃないけど…」
翔「で?何がいいの?」
「ん〜……すぐには思い浮かばないなあ。」
翔「ふーん。じゃあ、俺から雅紀にプレゼントのリクエストしていい?」
「あ、クリスマスの?何がいいの?」
突然、翔ちゃんが俺の体を反転させた。
翔「雅紀。」
「は?」
翔「だから……俺、雅紀がいいんだよね?」
「翔ちゃん…」
翔ちゃんは俺をギュッとしてくれた。
けど、何気にエロいこと言ってないかな?ってことに気づいて、さらには翔ちゃんの手が俺のモノをサワサワしだした。
「ちょっ……ちょっと翔ちゃん…?」
翔「ちょっと早いけど、クリスマスプレゼント、欲しいなあ♪」
「あっ………ん…っ」
抗おうとする俺の手を掴まれ、唇を塞がれる。
翔「な?いいだろ?」
「……うん。じゃあ、俺もプレゼント、リクエストいい?」
翔「もちろん。」
翔ちゃんの体に思い切りしがみつきそのまま抱き潰してやった。
「俺も…翔ちゃんがいい。」
翔「雅紀…苦し…っ…」
「あー?プレゼントが喋ってるぅ!」
翔「喋るわ!!」
俺の腕から逃れた翔ちゃんはゼーゼーしていた。
でも、どちらからともなく互いの体に腕を巻き付け抱きしめ合う。
「ふふっ。翔ちゃん♪」
「雅紀。」
俺らはそのまま夜が明けるまでベッドの中で過ごした。