Sparkling!
第53章 Crazy For You
翔「じゃあ、食べよっか?」
ここ、座って?と、勧めた席は俺の隣。
和「あっ…あの……俺、お邪魔じゃあ…」
翔「そんなことないよ?むしろ、大歓迎だよ?」
ねぇ?と俺に目配せするエロボイス櫻井翔。
お前、後で超絶エロい官能小説を校内放送で朗読させてやっからおぼえとけ!
などと、しょーもない仕返しを心に決めた俺は、おずおずと俺の隣に座る二宮くんと黙って箸を動か始めた。
和「あの……」
翔「何?どうしたの?」
徐に口を開いた二宮くんは、目の前に座っている翔くんに話しかけた。
和「あの……俺……ご迷惑じゃ…」
翔「何で?」
無言でモグモグと口を動かす俺を二宮くんが何か言いたげにチラ、と見やる。
俺はその気配を感じとって前だけを見、口を動かしていた。
和「何で?って…」
そのあとの言葉が二宮くんの口から出てこない。
まあ…何となく予想はつくけどな。
翔「俺らが付き合ってるとか思ってんでしょ?」
翔くんは箸を止め、微笑みながら二宮くんを見つめた。
心なしか、二宮くんの顔が赤くなっているような…
おいっコラ、そんな見るんじゃねぇっ!!
お前の子供、孕んじまったらどーすんだ!?
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