Sparkling!
第53章 Crazy For You
翔「大丈夫。君が考えてるようなことはないから。」
二宮くんの顔がますます赤くなる。
か…か…可愛い…。
和「そっ…そうですよね?」
翔「逆に…さ…」
たまたま顔を上げた俺と翔くんと目があってしまう。
翔「そういう二宮くんはどうなの?今、付き合ってる人いるの?」
直球でいきやがった!
和「えっ!?お…ぼ…僕…ですか?」
翔「二宮くん、可愛いから回りがほっとかないでしょ?」
和「いや…僕にはそんな人はまだ…」
翔「えー?ウソ!!ホントにぃ?」
嬉しそうに大声を張り上げ俺を見る。
悪そうに笑いながら。
翔「じゃあ、さ、好きなタイプ、ってあるの?」
和「タイプ……」
すげぇグイグイいくな?
翔「俺ら二人だったら、どっちを選ぶ?」
和「そんな……どっち、って言われても…」
二宮くんがチラ、と俺を見る。
二宮くんと目があった途端、俺は息が止まりそうになった。
近くで見れば見るほど二宮くんは色白で肌もキレイで、
トレードマークのちょっと明るめで円らな瞳もエキゾチックで魅力的だ。
や、やべぇ。
息も出来ねぇし、心臓もバクバクして昼飯どころじゃねえじゃん?