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Sparkling!

第54章 サクラサク?



翔side



潤「待って!!」



てっきり寝てるものだと思ってそのまま出ていこうとすると潤に腕を掴まれる。



「……ごめん。起こしたか?」


潤「……起きてたんだ。話したくて…。」


「悪いけど……。」


潤「……心配なんだよ?無理して体壊さないか?」



半身起こして俺を睨み付ける潤に愛想笑いを返した。



「大丈夫だよ?無理はしてないから。」


潤「……寝てないんだろ?」



秒で潤から目をそらした。



潤「もしかして……大野さんから何か言われた?」


「別に…何も…。」


潤「ちゃんと見ろよ!俺のこと。」



声を荒げる潤の体を抱きしめた。



潤「翔……さん?」


「潤…俺…」



負けねぇ…



この、早鐘のような鼓動と温もりを感じながら、絶対に手離さないと、強く誓う。



「心配させてごめん。もう寝るよ。」


潤「……うん。」



何か言いたそうにしていた唇に、申し訳程度のキスをして立ち去った。





あれから、余計に顔を合わせづらくなった俺は、一本早い電車で出社した。



エレベーターを降り、営業課のオフィスに向かって歩いていると、途中、壁に寄りかかっていた二宮と出くわした。



和「おはようございます、櫻井さん?」



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