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Sparkling!

第54章 サクラサク?



翔side



いよいよプレゼンの日。



昨夜はよく眠れていないせいか、鏡の中の俺の顔色はやっぱりよくない。



プレゼンの資料は何度も読み直してチェックした。



完璧……のはず。



……自分の中では。



……じゃなくて、誰が聞いても完璧のはずだ。



自信はある。



……けど……。



雅「わぁ……やっぱ翔ちゃん、てばスゴい!!」



俺の企画書を見た雅紀が感嘆の声をあげる。



和「ちょっと相葉さん、アナタねぇ、仮にも先輩を「ちゃん」づけ、って…」


「……だろ?」



努力の成果を褒められた俺は雅紀のタメ口さえ気にならないぐらい浮かれていた。



和「ま…あとは向こうがどんなプランを提示してくるか、ですね?」



二宮が意味ありげな笑みを浮かべる。



そして三人で企画書をチェックしその場を立ち去ろうとした時、俺は二宮を呼び止めた。



「お前…この企画書のこと、智くんに…」


和「……教えてる訳ないじゃありませんか?」


「て、ことは、智くんのも…?」


和「……知りたいんですか?」


「まっ…まさか!?」


和「残念ながら、その辺はあの人と共有してないので、企画書の中身は知らないんです。」


「そうなのか?」


和「……ええ。」



何だか、ホッとしたようなそうでないような……。


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