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「翔さん!!」



一足先に帰っていた翔さんは、缶ビール片手に寛いでいた。



翔「おう、お帰り。」



しかも……



智「お邪魔してるよ〜♪」



翔さんの側にはすっかり出来上がった大野さんと、



雅「あ〜潤ちゃんだぁ♪」


和「ったく……飲みすぎだろ。」



相葉さんとカズもいた。



どういう状況か解らず困惑している俺に、まあ、座って？と、相葉さんが席へと促す。



和「ここ、アンタんちじゃないし？」



ニノの、大して面白くもないツッコミに爆笑の渦が巻き起こる。



雅「はい、これ持って？」



これまたいい具合に出来上がった相葉さんに缶ビールを手渡され、コツン、と缶を合わせた。



「あ、あの…」


智「翔ちゃんの祝勝会と、昇進を祝して…」


「え…い、今なんて…？」



カンパーイ!!と、缶ビールを持った手を高々と掲げ、四人はぐびぐびとビールを煽った。



智「いやあ、めでたい。」


雅「だね〜♪」



大野さんの拍手に釣られてみんなが手を叩く。



智「で、ついでに俺の餞別会と結婚祝いも。」


「餞別会？」


和「…何？…結婚て？」


智「カズと俺の♪」


和「……アホらし。聞いて損した。」


智「カズ。」



大野さんはカズの左手を取ると、スラックスのポケットから何やら取り出した。