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Sparkling!

第54章 サクラサク?



でも……



「二人だけで祝いたかったな…」



子供みたいに、ナニやらむにゃむにゃ言ってる翔さんの前髪をくしゃりと撫でた。



「さ…てと、俺も寝よっかな?」


翔「……まだ起きてたのか?」



灯りを落とそうと体を起こすと、少し眠そうな声がした。



「ごめん。起こした?」


翔「いや…でもちょうど良かった。」



何が?と言おうとしたら、いきなり起き上がった翔さんが覆い被さってきた。



「あの…俺、今から寝るんだけど…?」


翔「……知ってる。」



が、翔さんは俺のパジャマのボタンを外し始めた。



翔「だから、俺も一緒に寝ようと思って?」



チュッと音を立て、翔さんが唇にキスしてきた。



「いや…だから……寝る、ってのはそういう寝る、じゃなくて…」


翔「知ってる?夜にヤるより朝、ヤった方がその日一日のパフォーマンスがよくなるらしいよ?」


「へ、へぇ…そうなんた?」



でも、俺、今、ほっっんとに眠たいし?



翔「ちょうど潤から誘ってくれてよかったよ?」


「いや…その…だから……ちが……あっ…」


翔「これから忙しくなるだろうから今日は楽しもう?な?」


「あっ…翔……さん……。」



こうして俺らは時間ギリギリまで濃密な時間を堪能した。



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