Sparkling!
第54章 サクラサク?
翔side
あれから3ヶ月。
俺は正式な辞令を受け課長に昇進した。
俺がチームリーダーとなったプロジェクトも順調、
そして……
潤「課長、資料のチェックお願いします。」
「ああ、ありがと。」
潤が総務課から俺のいる営業課へと異動してきた。
公私混同じゃないのか、って?
潤が異動してきたのは俺の一存じゃあない。
潤「仕事でもサポートしてあげたいから。」
って、潤が異動を願い出たんだ。
が、こんな邪推をするヤツも……。
雅「翔ちゃんの浮気を見張るためじゃない?」
ニヤニヤしながら酒の席で雅紀が言った。
雅「だって、営業課は受付に負けないぐらい可愛い女の子がたくさんいるじゃない?」
「あのなあ…」
俺、そんな理由で営業課に来た訳じゃないし?
まあ、女の子と話してたら時々視線を感じるのも事実だが…。
だから、って簡単に靡くこともなく真っ直ぐ家に帰ってるけどな?
そのせいで、女子社員の間で俺は「イケメンだけどつまらない男」とか言われてるらしい。
まあ、雅紀から聞いた話だから信憑性のほどは薄いけど。