Sparkling!
第54章 サクラサク?
潤「ほら、なにしてんの?行くよ?翔さん!」
「あ……うん。」
ずるずると潤に引きずられるように歩き出す。
俺より体格も力もあるからどうしたってそうなってしまう。
「痛いから放せ、って?」
潤の手を振りほどく。
人目があるから、ってこともあったけど、何より、男としてコイツよりひ弱に見られることがイヤだった。
潤「じゃあ……翔さんはヤりたくないの?」
「え……?」
潤「だからっ!?俺が家でご飯作ってあげるから…そのあと……」
真っ赤になって、
声を張り上げそうになってる潤の腕を掴んで、今度は俺がその手を引いて歩き出す。
潤「翔さん…」
「……帰るぞ。」
潤「……うん。」
潤のお誘いに乗ったわけじゃない、と、言いたいところだけど、俺も普通の男だ。
潤「何食べたい?」
まずはお前を…って言いかけて、何でもいい、と平静を装った。」
潤「何でも、って……まあ、いいや。スーパー、寄っていい?」
冷蔵庫、何もないんだよね?と、潤は笑った。
「いいよ?その代わり、精がつくもの、食わしてくれよ?」
潤「もっ…もう翔さんてば、精がつくものなんて…オッサンじゃあるまいし。」
オッサン…
何気にイタイとこついてくるな…