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Sparkling!

第55章 愛される理由



<×翔>


月曜日。



報道番組の収録を終え、前室に入りすぐにタイを緩めたところで智くんからメールが来た。



『翔ちゃん、お疲れさま〜♪今日もカッコよかったよ?』



思うところがあって、お礼のメールの返信を後回しにし、アイツに電話した。



潤『はい?』



低くて小さな声に俺はやっぱり、と肩を落とした。



「ごめん。寝てた?」


潤『いや……。』



潤は否定した側で密かに欠伸を噛み殺していた。



潤『何か用?』


「いや……特に用はないんだけど…?」


潤『……ふうん。』


「今から帰るよ?」


潤『……そう。』



気をつけて?と、やはり素っ気ない。



潤と一緒に住み始めて半年。



やはり、同じ屋根の下にいて、ずっと顔を付き合わせていることで生活習慣の違いだったり性格の違いとかだったりが互いのストレスになっているのか。



『……ところで翔ちゃん、ちゃんと眠れてる?』



いつもだったらすぐに返信する智くんからのメールに俺は、



ナゼか返信することができなかった。


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