Sparkling!
第55章 愛される理由
何だよ?って思って、俺も着替えを持って後を追いかけた。
俺が風呂場に着いたときにはもう、脱衣室に潤の姿はなかった。
脱ぎ捨てるように服を脱衣かごに放り込み、風呂場に飛び込んだ。
潤は洗い場で髪を洗っていた。
俺はそうっと後ろから近づき背中から潤に抱きつく。
潤「ち…ちょっと……何してんだよ!?」
不意打ちを喰らった潤の体を羽交い締めにするみたいに抱きしめたまま首筋に吸い付く。
潤「やめろ、って!?人が来たらどうすんだよ!?」
「見せつけてやったらいいじゃん?」
さらに俺は、潤の膝上に置かれた手拭いの中に手を忍ばせ、潤のモノを握った。
潤「ちょっと……マジやめろ、って!!」
「やーだね。やめたげない。♪」
握りしめたまま上下に扱いてやると、潤は一瞬大人しくなった。
体は正直だ。
潤「ん…っ…。」
「声……出したらまずいんじゃない?」
湯船の熱さでなく、体の奥から涌き出てる羞恥から潤の頬が紅潮した。
潤「あの…」
「ん?」
潤「もう……上がりたいんだけど?」
「……俺も同じこと考えてた。」
俺の手、もうヌルヌルだもん。
潤「だから…っ…」
「はいはい♪続きは部屋でね?」
一旦部屋に戻ってから続きを楽しんだ。
ゆっくり温泉に入りたかったのに、と、
後で潤に散々文句言われたけどね?
<×雅紀>end.